人と違うこと

人と自分が”違う”、と感じることはありますか?
・考えていること
・感じること
・興味があること
・好きなもの、嫌いなもの
こうしたことが人と違う、ということはよくあります。
その相手とは“価値観”が違う、と言えますね。
この<価値観の違い>が悩みの原因になることがあります。
特に、自己肯定感が低かったり人間関係で不安を感じている方は、「自分が変なんじゃないか?」と、人と違うことを不安に感じたり、無理して人に合わせて苦しくなってしまうこともあります。
でも、人と価値観が違うことを怖れたり、不安を感じる必要はありません!
改めて、価値観についてみていきましょう。
価値観は人と違って当然

価値観は一人一人違って当然です。
・空気を読む
・和を乱さない
・右にならう
私たち日本人は特に、こういったことに重きを置く傾向があります。
文化や教育の影響もあって、人と違うことを心配したり、不安を感じやすいと言われます。
でも、私たちがなにをどう感じて、どう考えるかは本来自由です。
たとえば…
それぞれの人が持つ価値観に色がついているとしましょう。
似た色の価値観を持つ人はいたとしても、全く同じ色の価値観を持つ人は世界に一人もいません。
たとえ血が繋がっていたとしても、全く同じ価値観を持つ人はどこにもいないのです。
だとしたら、赤の他人との価値観は違って当然です。
生まれた育った環境も、関わってきた人たちも、考え方や感じ方、すべてがまったくもって違うのです。
ひとりひとりがまったく違う一人の人間。
だから、同じ価値観を持つことは不可能なのです。
人と違うことに不安を感じないためには?

では、人と価値観が違うと気づいた時に、不安にならないようにするにはどうしたらいいのでしょう?
なによりも大切なことは「人と自分は違って当然」ということをしっかりと覚えておくこと。
その次に大切なのは「意識を自分ではなく相手に向けること」です。
人と自分は違って当然。
だから”人と違う”ことに対して不安を感じる代わりに、”相手の価値観を知る”ことに意識を向けるということです。
”自分とは違う価値観を持つ相手”に興味を持って、もっと知ることに注力しましょう。
相手に興味を向ければ向けるほど、意識が人と違うことに対して感じている不安から離れていきます。
何度も言いますが、人と自分は違って当然。
だから、ひとつのことに対して同じことを感じられなくても、同じ考えを持てなくてもいいのです。
自分以外の人がどのような価値観を持っているのか?に興味を持ちましょう。
そして、それを知ったことで感じたこと大切にしましょう。
「私はそうは思わないなぁ」
「なるほど、そういう風に感じる人もいるんだ」
「価値観が違うんだな~」
あなたがどう考えるか、感じるかは自由です。
あなたの価値観を誰かに合わせる必要はありません。
同時に、相手があなたに価値観を合わせる必要もありません。
他人の価値観を変えることはできません。
このように”人との違い”を見つけたときに、意識を向ける方法を変えると、人間関係が変化します。
いろいろな人の価値観に興味を持って、理解しようとする姿勢で人と関わると、あなたの中の人を受け入れる心の器を自然に大きくなります。
それは相手にも伝わります。
あなたが人と関わる姿勢を変えると、相手の姿勢も変わるのです。
それがあなたにも伝わってくるでしょう。
そうした体感を得ていくうちに、前より楽に人との関わることができるようになります。
まとめ

いかがでしたか?
世の中にはいろいろな人がいます。
ひとりひとりが違って当然。
持っている価値観も違って当然です。
中には【自分の価値観を他人に押し付けようとする人】がいます。
でも、その人は真の自分軸を持っている人とは言えません。
真の自分軸を持った人とは、自分の価値観も、他の人の価値観も大切にできる人です。
あなたはこの真の自分軸を持った人になるべき人です。
これからはもう人と違っても、不安を感じたり自分を責めたりする必要はありません。
心の器を大きくして真の自分軸を手に入れましょう。
【人間関係の悩み】
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