あなたの人生モードは何モード?

自分に自信がない
失敗が怖い
ネガティブな方向にばかり考えてしまう
頑張ってもなかなか変われない
こんな悩みはありますか?
自信が持てない理由
いろいろなことをネガティブに考えてしまう理由
なかなか変われない理由
これらの理由…
実は、あなたの人生のモードが”不安モード”になっているからかもしれません。
”不安モード”の人生って?

”不安モード”の人生とは…
文字通り、身の回りに危険がないか、四六時中警戒して、緊張しながら、不安の中で生きる人生です。
不安を感じている状態がデフォルトになっている状態です。
常に不安を感じるのには理由があります。
私たちが本能として持っている防衛本能が関係しているんです。
防衛本能は、人間なら誰しも本能として持っているもの。
生きていく中で自分で自分の身を守るためには欠かせない、なくてはならないものです。
つまり、防衛本能自体は悪いものではありません。
ただ、日常のあらゆる場面で防衛本能が働きすぎてしまうと、人生を”不安モード”で生きなければならなくなってしまうんです。
人生が不安モードになっていると、身の回りにある危険に注意を払いつづけます。
自分に欠けているもの、不足しているものがないかを探すことや、失敗したり間違うことを避けることにたくさんの労力、エネルギーを費やしてしまうことになるのです。
不安モードが続くとどうなるの?

人生が不安モードになっているときは、「危険を避けること」が何よりも優先されます。
そのためには、危険を察知するためのアンテナを作動させておかなければなりません。
身の回りで起こること、関わる人、身を置く環境など、あらゆる危険に敏感に反応するアンテナが常に自動運転でフル作動しています。
私たちの身の回りで、いつなにが起こるかは誰にもわかりません。
そんな中、不安モードでいると常に危険を察知するためにアンテナを作動させて、神経を張り詰めた状態でいなければならなくなります。
いつどこにいても緊張感を持ち続けていなければならず、リラックスするなんてもってのほか、な状態です。
これでは身も心も疲れ果て、神経がすり減るばかり…になりますよね。
さらに、長い間人生を不安モードで生きていると、危険を察知するアンテナの精度が否が応でも高まってしまい、より多くの危険を先回りして察知するようになっていきます。
防衛本能がどんどん研ぎ澄まされて、さらに働きすぎてしまうようになります。
せっかく自分で自分を守るために持っているはずの本能が働きすぎることによって、逆に身動きが取れない状態になってしまうのです。
不安モードでいると起こること

人生が不安モードになっていると、具体的にはどんなことが起こるのかも見ていきましょう。
例えば・・・
人間関係では、常に周りの視線や、他人からの評価、自分がどう思われているのか?を気にかけなければならなくなります。
不安モードで生きていると、人から良くない印象を持たれてしまったり、低い評価を受けてしまったり、人間関係で上手くいかなくなること = 重大な身の危険とみなされます。
するとどうなるかというと…?
自分の気持ちを人に伝えることができなくなります。
本当は言いたいことがあっても言えない、ということが起こります。
なぜなら、言いたいことを言って人から嫌われたり、変な人だと思われてしまうことは、不安モードで生きている人にとっては”とても危険なこと”だからです。
言いたいことを言う前から、人間関係が壊れてしまう可能性を察知して、危険を避けるために言わない選択をするわけです。
気が利かない、空気が読めない人だと思われてしまうことも”危険”です。
すると、周りに必要以上に気を使って、時には空回りしてしまうことも出てきます。
相手からの評価次第で人間関係が壊れてしまう可能性がある、ということを察知して、なんとか危険な事態になるのを避けようと行動します。
そうして必要以上に気を使ってとった行動がその場にそぐわないこともある…すると空回りした空気も”危険”と感じ取ってしまうということも起こります。
こうしたことが繰り返されるうちに、人と関わること、そして人に対して苦手意識を持つようになります。
警戒心が強すぎることが原因で、まわりの人と良い関係を築くのが難しくなってしまうからです。
仕事の場面で起こりがちなことも見ていきましょう。
人生が”不安モード”になっていると、とにもかくにも、いつも不安な状態で仕事をすることになります。
ミスをすること = ”危険”です。
つまり、ミスが許されない状態で仕事をせざるを得ません。
「人はロボットじゃない」
「誰でもミスすることはある」
頭ではそうわかっていても、不安モードで生きているとミスをしないよう「常に完璧に仕事をしなければならない」と自動的に緊張感が高まってしまうのです。
ミスをしてしまったら、同僚や上司にどう思われてしまうかわからない。
やっかい者だと思われてしまうかもしれない。
そんなことになると、会社に居づらくなってしまう。
そんな事態になるのを避けようと、神経を使いながら仕事をせざるを得ません。
緊張して、神経をとがらせた状態で働くことで、本来の力を発揮できなかったり、自分らしく働くことが難しくなって、ストレスが溜まってしまいます。
それに加えて、どんなに頑張っても、避けられないミスや不測の事態が起こることはあります。
避けようと警戒していた”危険な事態”が実際に起こってしまうこともあるわけです。
すると、今度はあらかじめ危険を察知して避けることができなかった自分へのダメ出しが始まります。
私がダメだからこうなったのかもしれない
私じゃなくて、別の人がやっていたら、こんなことにはならなかったかも
やっぱり私ってダメだな…
こうなると、「ミスは絶対に避けなければいけない」とますます強く思うようになります。
すると不安モードが自動的に、今までよりさらに強く働くようになって、ミスを避けるためにさらにエネルギーを投入してしまうことに…
このような悪循環がグルグルと続いてしまうことになります。
このような状態が意図せず毎日起こっているとしたら…どうでしょう?
心も身体も、毎日ヘトヘトになるに決まってますよね…
人生モードをシフトしよう!

一生懸命頑張っているのに心も身体も疲れてしまう。それが不安モードで生きる人生です。
人生が不安モードになるまでに至る理由は人それぞれです。
幼少期から今日に至るまでの過去の経験や環境、人間関係を築く中で考えたことや感じたことが要因となっています。
人生モードが不安モードになっている方の中には、アダルトチルドレンの気質をもっている方も多くいます。
「今の自分の状態をどうにかしたい」
「でも、どうしていいかわからない」
そう感じながら不安モードでいる時間が長くなってしまうと、うまくいかないことが重なってさらに自分が嫌いになってしまったり、自己肯定感が低下することに繋がります。
これでは、苦しい状態が続いてしまうことになります。
いまのあなたの人生はなにモードでしょうか?
「不安モードかもしれない…」
と思ったあなたに伝えたいことがあります。
大丈夫です。
人生モードは変えることができます。

不安モードとは真逆の人生モードがあります。
それが
”安心モード”
です。
人生を安心モードで生きられると、いつもどこでも身の回りを警戒して、危険を察知する必要がなくなります。
なぜなら、心に自分自身に対する安心感を携えながら行動して生きられるだからです。
失敗することだってある
頑張っても上手くいかないこともある
誰かに嫌われることもある
できないことがあっても、
完璧じゃなくても、
嫌われることがあっても、
それでも私は私でいていい。
そう思えるのが安心モードの人生です。
安心モードで生きられる時間が増えれば増えるほど、心の中の安心感が増えていきます。
その状態でさまざまな経験をして気づきを重ねていくことで、心の中の安心感が揺るぎないものになっていきます。
安心感を持って生きられるから、これまで危険を察知することに消耗していたエネルギーを、自分のために、成長や幸せを得るために使うことができるようになります。
これから、人生モードを安心モードにシフトしていきましょう。
安心モードで生きるあなたこそが、本当のあなたです。
これまで不安モードで頑張ってきた過去の記憶をクリアにして、これからを安心モードで生きていくための準備をはじましょう。
人生モードが安心モードにシフトした時、本当のあなたの人生、あなたらしく生きられる人生が始まります!
”生きづらさ”を抜け出すカギ
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