ネガティブ感覚に溺れないために

私ってなにやってもダメだな
私にはなんにも能力がない
私は失敗してばっかり
私はダメな人間だ
こんな風に、自分自身に対する悲観的な考えばかりが浮かんでしまうことはありますか?
その考えが頭の中で渦巻いているうちに、感じるネガティブな感覚が強くなってしまう…
どうにかしようと頑張っても状況が変わらなくて、どうしていいかわからなくなる…
そんな状況にいる間は、ずっと自分に対するネガティブな感覚に浸っている状態になります。
そのネガティブな感覚に溺れてしまわないように、ぜひ覚えておいてほしいことがあるんです。
感じていること≠事実
それは
・
・
・
感じていること
と
”自分”は違う
ということです。
私たちは「自分は○○だ」、と言うことがよくあります。
例えば
「私はダメな人間だ」
みたいに。
でも、それはあくまでも自分で自分に対して感じていることであって、事実ではありません。
だから
感じていること と 実際の自分
は分けて考える必要があるんです。
このことを覚えておいてほしいのです。
事実かどうか、確かめてみよう。

私はなにをやってもダメだ
私には能力がない
私は失敗してばかりだ
私はダメな人間だ
これらはすべて”あなたが感じていること”です。
事実とは違います。
ここから先の質問に答えてみると、それがわかるはずです。
これまで
本当になにをやってもダメ、でしたか?
1つもできたことはなかったですか?
本当に能力がないのでしょうか?
ひとつも?
これまで失敗せずにできたこと
達成したことはありませんか?
ダメな人間って、どんな人間でしょう?
誰がそれを決めるんでしょう?
どうでしたか?
きっとこうして改めて考えてみると、感じていること≠事実だとわかったと思います。
ところで…
そもそも、どうして自分に対して悲観的な考えを持つようになったのでしょう?
もしかすると、あなたが自分に対する悲観的な考えを持つようになったのは、過去のなんらかの出来事や誰かが言った一言が残ったままになっているからかもしれません。
それがあなたにとって隠れたトラウマになっているからかもしれません。
過去がクリアになっていないことが原因で、自分自身を悲観的に定義してしまっている可能性があるのです。
いまこそ、過去をクリアにして、
<あなたが一体どんな人なのか?>
つまり、あなたの定義を書き換えていきましょう。
自分をいじめず
自分にやさしく

感じること、感情そのものに良い or 悪いはありません。
でも自分に対して悲観的な感覚を持っている状態は、自分のことをいじめている状態といえます。
その感覚にネガィテブな飲み込まれて、苦しさを感じているならなおさらのことです。
そんな時に一番大切なのが、自分自身に対してやさしさをあげることです。
このように伝えると、自分以外の誰かにはやさしく出来るのに、自分にはやさしく出来ないという方がたくさんいます。
もしあなたもそう感じているとしたら、これからはこんな風に考えてみてください。
もしあなたがとても大切に想っている人が、
「私はなにをやってもダメだ」
「私には能力がない」
「私は失敗してばかりだ」
「私ってダメだ…」
こんな風に思っていると知ったら、あなたはなんて声をかけてあげますか?
かけてあげたい言葉を探してみてください。
きっと、やさしさあふれる言葉が見つかるはずです。
かけたい言葉が見つかったら…
ぜひその言葉を自分自身にかけてあげてほしいのです。
自分で自分にやさしさをあげてみて、どんな感じがするかをじっくり味わってみてください。
「私はなにをやってもダメだ」
「私には能力がない」
「私は失敗してばかりだ」
「私ってダメだ…」
こんな風に考えてネガティブな感情を感じている時も、自分自身にやさしさをあげてください。
自分に対してやさしさをあげられるようになると、ネガティブな感情の海に溺れそうなときも、自分で自分を救うことができます。
いつも自分以外の誰かにあげてばかりになっているあなたのやさしさ。
これからはもっと自分自身にもあげてくださいね。
【ネガティブ】
そのほかのコラムは こちらから