私はネガティブ村出身

「うまくいかなかったらどうしよう」
「できなかったらどうしよう…」
「間に合わなかったら困る…」
なにかについて想像したり、予想をするとき…
いつもネガティブに物事を考えてしまう
そんな悩みはありませんか?
もちろん、どんなこともネガティブな結果になる可能性はゼロではありません。
だけどそれと同時にポジティブな結果になる可能性もたくさんあります。
なのに、どうしてもネガティブな方向に考えが流れて行ってしまう。
そんなことはありませんか?
さらに、ネガティブな方向に考えたことによって、余計に不安や心配が大きくなってよりネガティブな結果が出やすくなる…
そんな風に感じたことがある方もいるかもしれません。
なにを隠そう私自身、いつもこのネガティブ思考の流れに乗っていました…
では、この流れを止めるためには一体どうしたらいいんでしょう?
ネガティブ思考の流れを止めるには?

ネガティブ思考の流れ。
この流れを止めるためになによりまず大切なことがあります。
それは…
ネガティブ思考をしている自分自身に気づけるようになること
です!
【ネガティブ思考をしている自分】に気づけなければ、その流れを止めることができないからです。
「あ!いまネガティブに考えてる!」
と、ネガティブ思考をしている自分を発見できるようになる。
ここが、ネガティブ思考の流れを止めるための最重要ポイントなんです。
”気づく”のは難しい?!

ところが…
ネガティブ思考をしているその瞬間に気づくって、カンタンではありません。
なぜかというと、すでにネガティブ思考が習慣になっているからです。
頭の中でなにかを考え始めると、すぐに思考が自動的にネガティブな方向に向かってスーッと進んでいく流れ、思考の回路がすでに出来あがっているからです。
つまり、ネガティブ思考がくせになっているということ。
ごく当たり前に、知らないうちにしてしまっているということです。
だからこそ、ネガティブな思考をしているその瞬間に気づけるようになることがものすごく重要なのです。
ネガティブ村に住んでいた私の思考の流れ

ネガティブ思考はくせ。
例えるなら、貧乏ゆすりと同じです。
私は貧乏ゆすりのくせはない(と思う笑)ですが、貧乏ゆすりをする人は知らないうちに自然とやっています。
「貧乏ゆすりしよう!」と思ってしているわけではない、ということです。
だから、貧乏ゆすりをしていることに気づかなければ、やめられません。
(そもそもやっていることに気づいてないから、やめたいとも思わないでしょう笑)
ネガティブ思考も同じで、その思考をしていることに気づけなければやめられないというわけです。
以前はいつもどうしてもネガティブに物ごとを考えてしまう、ネガティブ村に住んでいたわたし。
ネガティブ思考がくせになっていることに気づく前の思考の流れは、こんな感じでした…
通勤時間はずーーーっとネガティブ思考をしていました。
「昨日のあの案件、大丈夫だったかな…」
「今日も忙しいのかな…嫌だな…」
「また今日もクレーム来たらどうしよう」
「今日はあの人も出勤か…会いたくないな…」
こんな風に頭に浮かぶすべてのことがネガティブなことでした。
そして恐ろしいことに、それが私にとっての当たり前で、常にネガティブ思考をしていることにまったく気づいていませんでした。
改めて考えてみると
・昨日の案件はきれいに無事に片付いているかもしれない
・今日は忙しくないかもしれない
・今日はクレームはこないかもしれない
・あの人が出勤していても、なにも問題は起こらない可能性の方が高い
ポジティブな結果になる可能性はいくらでもあるのに、ネガティブ思考のくせを持っていたことで、ポジティブな可能性の方にまったく意識が行かなくなっていたのです。
私の頭の中はネガティブ思考でいっぱい。
それだけでなく、身体の中もネガティブな感覚でいっぱいでした。
いつも疲れていて身体が重いし、肌の調子は悪いし、病気にもなりました。
ネガティブオーラをまとって生きていたなぁと思います。
今こそネガティブ思考に気づこう

ネガティブ思考のくせ
について、ここまで読んでみていかがでしたか?
ネガティブ思考のくせ、あなたは持っているでしょうか?
このくせを持っているかもしれない…と感じた方は、1日の中でどのくらいネガティブ思考のくせが発動しているか、ぜひ一度確認してみてくださいね。
お伝えしたとおり、まずはそこに気づけるようになることが一番大切ですからね。
それと、最後にもう一つ覚えておいてほしいことがあります。
ネガティブ思考は敵ではない
ということです。
そもそも、ネガティブ思考が出てくるのには理由があります。
あらかじめネガティブな事態を想定して、危険から身を守るため
です。
だから、ネガティブ思考=悪と考える必要はないわけです。
【ネガティブ思考をしている自分】に気づいたら
「私、今日も一生懸命
危険を避けようと頑張ってる」
と、頑張っている自分に気づいてあげてください。
こんな風に自分にやさしくなることが、ネガティブ思考の流れを止めることに繋がっていきます。
自分自身にやさしさを向けると、ここにいることへの安心感が育まれます。
安心感を蓄えていくと「ネガティブ思考をして自分を守らなくても大丈夫なんだ」と身体の芯で、心の奥で感じられるようになります。
すると、身体や心が、そしてネガティブな思考回路も緩みはじめて、別の思考回路が働きやすくなっていきます。
まずは今の自分の思考のくせ、そして危険を避けようと頑張っている自分に気づくところから始めていきましょう。
ネガティブ村をあとにして、別の村に向かう冒険をはじめましょう!
人との関わりがつらい...
そのほかのコラムは こちらから