「誰かに相談したい…」「でも、できない…」”相談することをためらう”という行動の奥にあるもの

「悩んでいる状態を抜け出したい…」

「今のこのつらい感覚を手放したい…」

「でも、どうしたらいいかな…」

なにか悩みがあったり、解決したいことがあるときなど、状況に変化を起こしたいとき、自分で方法を探して試していく、という方法もありますが、誰かに相談をすることも手段のひとつです。

だけど、人に頼ることが出来なくて、

「一人で頑張らなきゃ」

「自分一人で何とかしなきゃ」

と思ってしまう。

決して、一人で頑張ることが悪いわけではありません。

自分の力で状況を変えていく過程で成長し、自分を肯定するチカラが高まるという結果に繋がることもあります。

でも、誰かに相談することで一人で頑張るよりも早く状況に変化を起こせる可能性があります。

つまり、相談ができないことで、そのチャンスを逃してしまう可能性があるということです。

では、

そう思ってしまうのはなぜなのでしょう?

そのワケは、これまでの過去の経験を振り返ってみると見つけられるかもしれません。

今回はそう思ってしまう理由として考えられるものを3つ見ていきましょう。

これまでの人生の中で「一度も人に相談をしたことがない!」という人はいないでしょう。

誰でも子どもの頃はわからないこと、自分一人で出来ないことがたくさんあって、家族や先生にどうしたらいいかを相談して、知恵や助けを借りながら成長しますよね。

でも今、誰かに相談したいけどできないという想いを持っているとしたら、これまでの経験の中で<誰かに相談したけれどうまくいかなかった>そんな風に感じた経験があるのではないでしょうか?

例えば…

相談したのに聞いてもらえなかった

「そんなことくらい自分で考えて!」と言われた

相談したけど、逆に状況が悪くなってしまった

こういった経験があったとしたら、心の中にある「相談したとしてもまたうまくいかなかったらどうしよう」という怖れや心配が、もう一度誰かに相談するのを止めているかもしれません。

人に相談したいと思うとき、私たちが求めているのは<状況を改善すること>だけではありませんよね。

話を聞いてほしい、そして自分の気持ちをわかってほしい、という気持ちがあって相談したいと思うこともあります。

でも…過去に
意を決して相談したけど、気持ちをわかってもらえなかったと感じた経験があったら?

ただただ話を聞いてほしくて、感じていることをわかってもらえたら…と相談してみたものの、わかってもらえなかったら?

「そんなに心配することないよ!」

「そういう時は○○した方がいいよ!」

結局アドバイスをもらって終わり、になってしまった経験があったら?

また相談しても同じ結末を迎えてしまうような気がして、相談するのをためらう気持ちがでてきても無理はありませんよね。

「どうせわかってもらえない」

過去の経験から感じたあきらめの気持ちが心の中に残ったままになっているかもしれません。

その気持ちが、相談するという行動を取るのにブレーキをかけているかもしれません。

相談することに慣れていない人は、そもそも自分について話すことに慣れていないことが多いものです。

誰でも、あまり経験がないことをするときには不安を感じたり、緊張したりするものですよね。

つまり、自分について話をすることに慣れていなければ、そうすること自体がハードルが高いこと、難しいことと感じてしまうことになります。

さらに、<自分について話したことに対する反応><話したことを否定される怖さ>が、相談するという行動に待った!をかけているかもしれません。

「こんなこと感じてるのって私だけ?」

「私って変なのかな??」

「ヤバいって思われたらどうしよう…」

と、これまで自分の内側で、誰にもわからないところで感じていたこと、自分の胸の内を明かすことに不安を感じてしまう…

誰かに「嫌われたらどうしよう」と心配してしまう状況と同じともいえるかもしれません。

もしくは

実際に相談をして否定された経験があるのかもしれません。

「え?そんなこと思ってたの?」

「なに言ってんの?」

それは、話をした相手が深く考えずに発した一言だったかもしれない。

でも、否定されたような気持ちになって、その一言があなたの心にグサッと刺さってしまったとしたら…

また同じ気持ちを感じるのを避けたくて相談するのをためらってしまうという気持ちもわかります…

どうでしょう?

あなたが相談したいけどできない、と感じるワケとして当てはまるものはありましたか?

相談したいけどできないというとき、その理由にかかわらず確かに言えることがあります。

それは…
<相談すること>をためらっているのではなく、相談すること>によって悲しい気持ちを感じたり後悔する気持ちを持つという結果になることを怖れているということです。

不安や怖れが<相談する>という行動にブレーキをかけていたのです。

その不安や怖れは、相談したその先で起こること未知のことを過去の記憶に照らし合わせて想像することで生まれています

このことに気づかないままでいると、相談したいけど相談できない自分に対してもどかしさを感じてしまうことがあります。

そこから自分のことを責めてしまうという流れに繋がることもありえます。

そうなってしまうと、さらに悩みの迷路に迷い込んでしまうことになりかねません。

では、感じる不安や怖さを手放すにはどうしたらいいのでしょう?

不安や怖さを手放すための一番の解決策は、これまでに自分が感じた気持ちを自分でしっかりと受け止めることです。

「あの時はわかってもらえなくてつらかった…」

「相談しなきゃよかった、って悲しくなったな…」

「”また同じ気持ちになりたくない”と思うのも無理ないよね…」

こんな風に、過去に感じた気持ち、心の中に残ったままになっている気持ちを見つけて、わかってあげるつもりで自分自身で受け止めてみてください。

この時、くれぐれも過去に感じたことや、今の自分にダメ出しをしたり、責めたりしないでくださいね。

過去に相談した時のこと、そしてその記憶に紐づいた気持ちをいまの自分として受け止めて、クリアにすることで、次の一歩を踏み出す準備をととえていきましょう

過去の怖れや不安が少しずつ和らげながら、行動を起こすための安心感を蓄えていきましょう。

誰かに自分のことを話すこと

相談すること

それがあなたにとって新たなチカラになる、チャンスや転機になる可能性があります。

きっと、過去のあなたもそのことを知っているからこそ、あの時誰かに相談することを選択したんだと思うのです。

過去の結果と、これから先の未来の結果が同じになるとは限りません。

気持ちを新たに、今のあなたとして人に相談をする行動を起こすことで、過去に感じることはできなかった、安心感や安堵感だったり、あなたに必要な言葉を受け取ることができるかもしれません。

不安や怖れに負けずに起こした行動が、未来の可能性をより大きく広げるきっかけになるかもしれません。

過去に感じた不安や怖れが、この先のあなたの行動のブレーキにならないように、いまここで気持ちをケアして、クリアにして、これから先の望む未来を手に入れる準備をととのえていきましょう。

【過去】にまつわる悩み解消のヒント
そのほかのコラムは こちらから

 

あなたがあなたで生きられたら、
今ある悩みは悩みじゃなくなる。

”本当のじぶん”に還る
ぜんぶうまくいく”宇宙視点”
手に入れるセッション

毎月先着5名様・特別価格で受付中