”生きづらさ”を感じるようになるワケは?

前回の記事でこんな内容を書きました。

「私はなんで生まれたの?」

「なんでここにいるの?」

子供のころから知りたいと思っていたこれらの疑問の答えを見つけたら、私の身体の内側にずっとあった”生きづらさ”という感覚が消えていった…という体験をしました。

今、この生きづらさという感覚を感じる人が増えているといいます。

この感覚は、感じたことがある人にしかわからない感覚だと思います。

それに、感じる感覚や強さも人それぞれ違うはず。

説明しようにもなかなか難しい…

だから誰にも話せずに、この感覚を抱えたままでいる方も多いかもしれません。

前回お伝えしたとおり、私たちが生まれてきたのは、

なのに、どうして生きるのがつらい=”生きづらい”という感覚を感じるようになってしまうのでしょう?

生まれて間もない赤ちゃんは、まさに存在するために人間として地球に誕生します。

すべてが”はじめて”。

一瞬一瞬、人として生きる経験を積み重ねている状態です。

前回の記事で、私たち生きているものの中には魂として宇宙のミナモトのかけらが宿っているということについてお話しました。

その宇宙のミナモトは愛と幸福で出来ています

つまり、私たちは愛と幸福だけを携えた状態で誕生する、ということです。

赤ちゃんを見て「愛らしい」と感じるのは、赤ちゃんに愛と幸福で出来た宇宙のかけら、つまり魂が宿っているのを意識せずとも感じ取れるからなのかもしれません。

その愛と幸福で出来た魂を宿して生まれた赤ちゃんは、先に地球に生まれた人たちに見守られながら、いろいろなことを経験しながら成長します。

その過程で経験に良し悪しがあることを教えられます。

自分の意志でなにかを経験しようとすると、

これはいいけど、あればダメ。

こうしちゃダメだけど、あぁするのはOK。

○○しなければ。

○○すべき。

○○でなければいけない。

先に地球に生まれてきた人たちに、経験に○✕をつける必要があって、正しい経験とそうでない経験があると教えられるわけです。

もちろん、生きていくうえで危険を避けるために知るべきことはたくさんあります。

でも…そうではないこともたくさん教わります。

なにを、どう教わることになるかは、周りにいる地球の先輩たち次第です。

赤ちゃんが成長して大きくなるにつれ、経験することが増えます。

経験を踏まえていろいろなことを考えて、経験に意味づけをして、さまざまな感情を感じます。

その時その時の思考や感情は、意識の深いところに刻まれていきます。

純粋で、疑ったり、反発したりすることがなく、”自分”が確立する途中の子どもの時に考えたことや感じたことは、潜在意識に刻まれやすくなります。

なぜなら、まだ言われたことや経験したことを自分なりに解釈したり、選別するための自分のフィルターをもっていないので、言われたことや感じたことをそのまま受け取って吸収したうえに、生きていくうえで必要な、大切な事柄として意識の奥深くに保存するのを避けられないからです。

そんな流れの中に身を置くうちに、次第に『ここに存在すること』に対して不安を感じはじめます

地球にいる時間が長くなるにつれて、ここに存在するため、人間として生きることを経験するために生まれてきたはずなのに、本来のここに来たワケを忘れていってしまうのです。

やりたいことをやったり、言いたいことを言ったり、自分の想いや望みに従って行動するたびに○✕を付けるように否定されたり、訂正されたり修正されたり、抑えつけられるように感じたり…

この流れを繰り返すうちに、『私』としてここにいてはいけないような感覚を持つようになる。

安心して『ここに在る』ことができないから、経験を重ねることが怖くなっていく。

やがて生きることがつらいと感じるようになる…

この状態こそが生きるのをつらいと感じる、”生きづらさ”を感じている状態。

大人になって、アダルトチルドレンの気質をもつことに繋がる流れでもあります。

この状態で、生きづらさを感じている自分自身を責めることが多くなると、ここに存在するという事実自分という存在の両方を否定してしまうことになり、さらに生きること=つらいことと感じるようになってしまうのです。

生きづらさを感じる理由は、『私』としてここに存在すること、そして身の回りで起こるすべてのことを経験することに対して大きな不安を感じるから

大きな不安を感じながら生きる、という状況に身を置いているからなのです。

大きな不安を感じているが故に、自分を守るために危険を察知する力が強くなります。

必要以上に多くのことを危険とみなして警戒せざるを得ないのです。

もちろん、本人がそうしたくてそうしているわけではありません。

脳や身体の中に危険を察知するためのプログラムがつくられてしまうので、そうせざるを得ないのです。

生きづらい状態の時はこのプログラムが作動して、気を張った緊張状態でサバイバルモードで生きている状態です。

四六時中このサバイバルモードで生きていると、気力も体力も消耗してしまいます。

では、この生きづらさという感覚を手放すためにはどうしたらいいのでしょう?

この感覚を感じることなく生きられるようになるために必要なことってなんなのでしょう?

<次回へつづく>