生きるのは誰のため?

突然ですが、あなたにひとつお聞きします。
あなたは誰のために生きているのでしょうか?
…そもそも、誰のために生きているのか?なんて考えたことはあるでしょうか?
忙しい毎日を送っていると、考える機会も時間もないかもしれませんね。
ただ、そんな忙しい日々を送るからこそ
『誰のために生きるのか』
をはっきりさせておくことがとても重要です。
「誰のために生きる?」を
明確にしておくことの大切さ

「誰のために生きるのか?」
ここをはっきりさせないまま忙しい毎日を送っていると、こんなことが起こりがちです。
ちょっとしたことでイライラしてしまったり、頭の中や心の中を覆うモヤモヤが晴れない、身体の疲れが取れない、このような感覚を感じやすくなります。
そんな状態が続くと、
・イライラが溜まって、人に怒りをぶつけてしまう
・モヤモヤした時間が続いて、気分を切り替えられない自分に落ち込む
・休んでも身体の疲れを取れない
・自分がイヤになる・・・
その末に、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
ただ、自分を責めても状況が改善することはありません。
さらに苦しくなってしまうだけです。
そんな苦しい状態の最中に別のトラブルが起きたり、違う悩みが出て来たり、うまくいかないことが出てくることもあります。
そうなると、もう「誰のために生きるのか」を考える余裕なんてなくなってしまいますよね。
だから、その前に
「誰のために生きているのか?」を明確にしておくことが大切なのです。
あなたは誰のために生きる?

じゃあ、あなたは一体誰のために生きているのか?
答えは
『あなたのため』です。
あなたは、あなたのために生きています。
私たち一人一人、自分のために生きています。
「誰のために生きるのか」をはっきりさせていないとき、イライラやモヤモヤ、取れない疲れなど、いろいろな症状が現れるのには理由があります。
その症状が現れるのは、”本当のあなた”が「自分のために生きられていないよ」とあなたに知らせているからなのです。
もしも、この本当の自分からのサインに気づかないままでいたらどうなるでしょう?
本当のあなたは、あなた自身が気づくるまでサインを送り続けます。
つまりイライラも募るし、モヤモヤは晴れない、身体の疲れも溜まって積み重なることになるわけです。
そうなってしまうと、あなたの周りにいる大切な人たちを大切にするのも難しくなっていきます。
そんな事態になるのを避けるためにも、本当の自分から送られているサインに気づくことが大切です。
「自分のために生きる」ことは自分の心のため、身体のためであり、さらに周りの人のためにもなることなのです。
「自分のために生きる人」
「誰かのために生きる人」の違い

私たちは
皆、自分のために生きる
そのために生まれてきます。
「子供のために」
「家族のために」
「職場のために」
「お客様のために」
・・・
誰かに貢献すること
誰かの期待に応えること
これらのことを自分自身よりも優先して生きる毎日が続くと、どこかのタイミングで限界がやってきます。
言うまでもないですが、貢献したり、協調することは重要なことです。
でも、そのために常に自分を抑え、犠牲にしていたり、我慢ばかりしていると、”本当のあなた”がそれを見かねてサインを送ってくる。
それがイライラ、モヤモヤ、取れない疲れなどの症状なのです。
その症状を見て見ぬふりしていると、それ以上の重い症状として現れることもあり得ます。
ここで
じゃあ「自分のために生きる」と、誰かに貢献したり、期待に応えるのは無理ってこと?
こんな疑問が頭に浮かんだ方もいるかもしれません。
でも、もちろんそうではありません。
「誰かのために生きる」人は、誰かのために行動を選択します。
誰かに貢献する、誰かの期待に応えることを目的にしています。
その場合、我慢や犠牲、義務感を伴って行動してしまいがちです。
そのうえ、もし貢献できなかった、期待に応えることができなかったと感じた時には、せっかく行動したにも関わらず落ち込んでしまったりします。
または行動を労ってくれない、認めてくれない相手に対して不満を持ってしまうこともあるかもしれません。
でも、
「自分のために生きる」人は、自分のために行動を選択します。
「〇〇したい」という想いを持って行動するということです。
その上で、結果として誰かに貢献出来たら嬉しいし、誰かの期待に応えられたなら嬉しいと感じます。
貢献したり、期待に応えること自体が目的ではないので、そうならなかったとしても落ち込みません。
「自分のために生きる」人は、自分の想いをわかっている人。
結果や他人からの評価に左右されない確かな自分軸をもって行動できる人、と言えます。
まとめ

いかがでしたか?
ここまで読んでいただいて、あなたはどんなことを感じたでしょうか?
いまという時間をせっかく生きているのに、生きているのがつらい「生きづらい」という感覚を感じる方が増えています。
”自分のために生きられていない”ことはその原因の1つです。
「○○したい」
という想いよりも、
「○○しなければならない」
「○○するべき」
「○○するべきではない」
を優先している時は、自分のために生きられていない状態です。
アダルトチルドレンや愛着障害の気質をもっていたり、対人不安がある場合、これまでの生育環境や経験が要因となって「自分のために生きられていない」ことが、いまの悩み、そして感じている生きづらさの原因になっています。
ここまで読んでくださった方はもうわかっていると思いますが、「自分のために生きる」とは自分勝手に、やりたい放題で生きることとは違います。
自分自身、そして自分の想いを大切にすること
自分を満たし、愛を蓄えて生きること
なのです。
「どうしたいのか?」
その自分の想いに従って生きている自分を肯定する。
つまり、自分を大切にすることによって、内側に愛を蓄えます。
自分の内側に愛を蓄えられるからこそ自然に周りの人にも優しくなれるし、人を労わり、助けることもできます。
自分の内側に愛を携えていなければ、人に与えることもできないですからね。
自分のために生きられる人
自分も人も大切にできる人
そんな人こそが、幸せな人です。
今日から一緒に「自分のために生きる」を選択していきましょう。