人との関わりと無意識の中の思い込み

 

 

 

A子さん:「私って、〇〇だと思うんだよね。」

B子さん:「そう?私はそうは思わないけど。私はA子は✖✖だと思うよ。」

A子さん:「えっ?!」

「私は○○だ」と考えていたことをふとしたきっかけで人に話したら、実は相手はそうは思っていなかったことがわかってびっくり!

そんな経験はありませんか?

これは自分では”当たり前”だと思っていたことが、実は”思い込み”だったことに気づけた瞬間です。

これはものすごく重要な気づきです。

私たちは一人一人、自分の中に自分の”当たり前”をもっていますね。

そしてその全てを人に話す機会はなかなかありません。

特にネガティブなことであればなおのこと、人に細かく話したいとは思わないですよね。

ただ…その自分の中の”当たり前”は実は”思い込み”かもしれません。

”思い込み”はとても怖いものです。

いまもしあなたが「人間関係がうまくいかない」と感じているとしたら、それは今のあなたの中にある”思い込み”のせいかもしれません。

思い込みが周りの人との人間関係によくない影響を及ぼしている可能性があります。

思い込みには注意が必要です。

「○○は、✕✕だ」

何かに対してあなたがこのように考えると、あなたの元にこの考えが事実だということを証明するための情報が自動的に集まるようになります。

この情報を集めをしているのは、私たちの脳と”潜在意識”です。

実はこれは、心理学では『確証バイアス』と呼ばれる脳の仕組みです。

自動的にポジティブな情報が集まってくるとしたら、嬉しくなったり、気分が良くなったりと良い影響を受けられますよね。

でも、逆にネガティブな情報が集まってきたらどうでしょう?

悲しくなったり、気分が落ち込んだりと、きっと悪い影響を受けてしまうことが多くなるでしょう…

そう考えるとちょっと怖い気もしますよね…

なにかに対して思い込みを持つことは、キケンなことなのです。

では、

思い込みが一体どのようにつくられていくのか?

その過程を具体的な例をあげて見ていきましょう。

例)

”人間関係が上手くいかない”と感じているA子さん。

これまでのうまくいかなかった経験から、こんな風に考えています。

・私は人と仲良くなれない

・私は皆から嫌われる

こんな考えを持っているA子さんの潜在意識は、いつもこれらの考え=事実だと証明するための情報を集めています。

こんな感じで…

①新しい環境に入って、周りの人となかなか仲良くなれないと感じたとき

「やっぱり… 」

「私は誰とも仲良くなれない人なんだ。」

②思い切って話しかけてみたけど、避けられたような感じがしたとき

「やっぱりね。」

「私は嫌われる人なんだ。」

これが思い込みが出来あがる流れです。

でも…ちょっと待ってください。

どちらのシチュエーションでも、A子さんが考えたこと=事実でしょうか?

事実とは言い切れないのではないでしょうか??

①の場面では、まわりの人たちも新しい環境の中で緊張していただけかも…

②の場面では、相手も実は人付き合いに苦手意識があって、話せなかっただけかも…

ですよね?

それなのに、”思い込み”があると、こんな風に他の可能性に目を向けることが難しくなります。

視野や考え方の幅を狭めてしまうからです。

・私は人と仲良く出来ない人なんだ。

・私は人から嫌われる人なんだ。

このような思い込みがあると、起こった出来事のすべてがこの思い込みが事実であることを証明するための材料になってしまうのです。

この状況が繰り返されたら、結果的にどうなるでしょう?

A子さんが持っていた考えは完全な、確実な”思い込み”、A子さんにとっての”事実”になります。

人と関わるたびにその思い込みが付きまとうことになります。

思い込みが強くなるにつれて、人間関係の苦手意識もさらに強くなっていくことになります。

人と関わることを負担に感じるようになってA子さんらしく振るまうことが出来なくなると、ますます人間関係がうまくいかなくなってしまう…

そんな悪循環に入ってしまいます

思い込みに縛られると、別の考え方や別の見方ができなくなってしまうのです。

これは、とても怖いことですよね。

それに、A子さんにとってとてももったいないことでもあります。

では、

どうすれば思い込みがつくられるのを防げるのでしょうか?

思い込みがつくられるのを防ぐには、

自分が考えていること=「思い込み」かもしれないと疑う意識を持つことが大切です。

ネガティブな思考をしている時は特に意識できるといいですね。

「もしかして、これって私の思い込み?」

一度そう疑って、見つめ直してみましょう。

この”見つめ直し”ができると、ここから潜在意識の力がプラスに働き始めます

なぜかというと「思い込みかもしれない」と考えはじめると、今度は潜在意識が「これは思い込みだ」と証明するための情報を集めはじめるからです。

すると、そこからはポジティブな情報が集まってくることになります。

先ほどのA子さんのケースであれば、

「仲良くなれる人もいる。」

「全ての人と仲良くできる人はいないもんね。」

「嫌われるときもあるけど、そうでない時もあるよね。っていうか、みんなそうかも。」

「人には相性もあるもんね。」

集まって来たポジティブ情報が

「私の中で勝手にできた思い込みだったんだ!」

と気づくのを手伝ってくれます。

思い込みを手放した先、人に対する想いが変化します。

人間関係への苦手意識が和らいで、過剰に警戒することなく人と接することができるようになっていきます。

自分らしい人と関わり方ができるようになると、やがて周りの人達との関係も変わっていく…

とても素敵な変化が起きていく、好循環に入っていけます。

知らないうちに持ってしまう”思い込み”。

あなたが”当たり前”だと思っていること中にも”思い込み”が隠れていないか、ぜひ探してみてくださいね。

とはいえ、当たり前になりすぎていて、なかなか自分では気づくのが難しい思い込みもあります。

そんな思い込みを見つけるためのヒントは、過去の記憶の中にあります。

これまでと違う視点で過去を見つめ直すことで、そのヒントを見つけることができます。

もしもあなたも、知らないうちにあなたを縛っている”思い込み”を見つけたいと思ったら、いまこそ過去を見つめて思い込みを探してみましょう。

思い込みを見つけて、過去の記憶とともにあなたの中から解き放っていきましょう。

いまこそ、いまのあなたにはもう必要のない思い込みを手放して、自由になりましょう。

自分の当たり前を疑うことは、ときとして勇気がいる作業です。

長年あなたを守るために作られてきた思い込みであればあるほど、手放すことに抵抗を感じるかもしれません。

「わかっているけれど、どうしてもネガティブに考えてしまう」

「どれが自分の思い込みかなんてわからないよ…」

もしそう感じたら、一人で抱え込まないでくださいね。

対話セッションでは、あなたの過去の記憶を優しく紐解き、今のあなたにはもう必要のない「心のブレーキ」を一緒に外していくサポートをしています。

思い込みから解放された先にある、驚くほど軽やかで温かい人間関係を、あなたにも体験してほしいと願っています。

【人間関係の悩み】
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心や気持ちは
無理に変えようとしなくても、
その背景を深く理解することで
自然にほどけていきます。

 

ここで触れているテーマを、
一緒に静かに見つめ直したい
と感じた方へ。

 

 

もっと静かに、
自分と向き合いたい方へ…

 

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