”感情と上手に付き合う”って?

仕事が思うように進まなくてイライラ
誰かに言われた一言が耳に残ってもやもや
ずっと我慢していたけど耐えられなくなって湧き上がる怒り
なにかひとつの出来事があって、その出来事に対して感じる感情。
それがポジティブな感情だったなら、いい気分♪を感じられますね。
でも、それがネガティブな感情だったときは、気持ちをなかなか切り替えられないまま長い時間を過ごしてしまったり…
あるいは感情に振り回されて行動した結果、 あとで後悔…
そんな経験をした方もいるかもしれません。
感情に振り回されるか?
感情と上手に付き合えるか?
感情との付き合い方次第で、人生は大きく変わります。
感情と上手に付き合う
というと、
=『自分の感情を抑えること』
と思ってしまいがちです。
でも、それは間違いです。
感情と上手に付き合うこと
=”感情を抑えて我慢すること”
ではありません。
怒りや不安、悲しさなどのネガティブな感情を感じないようにすること、でもありません。
感情と上手に付き合うとは、
【感じたことを大切すること】
なんです。
感情に振り回されると…?

誰でも「怒り」「不安」「嫉妬」といったネガティブな感情は感じたくないと思いますよね。
だから、気づかないうちにその感情にフタをしていたり、
「こんな感情を感じたくない」
「こんな感情を感じるのはよくない」
とかき消したりしてしまいます。
でも…
こんな風に感情を無視したり、なかった事のように扱っていると、やがて感情が暴れ出してしまいます。
それが感情が爆発した状態。
怒りが湧いて誰かにぶつけてしまう、といったことにも繋がるわけです。
これこそまさに、感情に振り回されている状態です。
これでは感情と上手に付き合えている、とは言えません。
具体的にどうすればいいの?

感情と上手に付き合うこととは、【感じたことを大切にすること】とお伝えしました。
では、感情と上手に付き合えるようになるためにはどうしたらよいのでしょうか?
具体的にどうすればいいのか?
例をあげて見ていきましょう。
例えば…
あなたがいつも言いたい放題、 やりたい放題な友人にイライラしていたとします。
歯に衣着せず思ったことをズバッと言ったり、自分の話ばっかりしています。
一緒にいて楽しいんだけど「自分勝手だな」と感じることも多くてイライラ…
時には言われたことに傷つくこともある。
「わたしの話だってしたいのに…」
そう思うけど言えない。
そんな状態が続いた結果、もしあなたが感情に振り回されてしまったとしたら、溜まりに溜まったイライラが怒りに変わって爆発!してしまうかもしれません。
そんなことにならないように、自分の感情と上手に付き合うことが大切です。
そこでポイントになるのが【感じたことを大切にする】ことです。
この友人との関係の中で感じていることはどんなことでしょう?
例えば
歯に衣着せず思ったことをズバッと言われて
【悲しい】
自分の話ばっかりされて
【イライラ】
「自分勝手だなぁ」と感じて
【ムカムカ】
自由奔放に振舞うのを見て
もしかしたら
【嫉妬】
も感じているかもしれません。
これらの感じたことをすべて、大切にします。
「いやいや、こんなことくらいで悲しむなんて…」
「でも、私の話を聴いてくれる時もあるし…」
「ひがむなんて、私って嫌なヤツ…」
こんな風に、自分で感じたことを否定する必要はありません。
感じたことにフタをしたり、無視する必要もありません。
だって・・・
感じたことは全部大切なんですから!
「歯に衣着せず思ったことをズバッと言われると、悲しくなるよね」
「自分の話ばっかりされるとイライラしちゃうな~」
「自分勝手だなぁ~ムカムカしちゃうよね」
「自由奔放でいいな…私は出来ないから羨ましいかも」
感じたことをすべて、そのまんま自分で受け取ります。
どんなことも全部です。
<感情>として自分の中からポーンと飛び出たボールを自分でキャッチするイメージです。
気持ちに気づいて、ちゃんと見て、キャッチする。
キャッチされた気持ちは、受け止められたことで穏やかになります。
これで、自分で自分の気持ちを穏やかにして、癒すことができるんです。
感じることには意味があります。
感情はあなたの潜在意識からの大切なメッセージです。
だから、そのメッセージは逃さず全部、しっかりと受け取る。
これが感じたことを大切にする方法です。
まとめ

いかがでしたか?
感情とうまく付き合うこととは
【感じたことを大切にすること】
もしあなたが、これまで感じたことを大切にできていなかったとしたら感じたことを大切にしよう、と意識をするだけで気持ちが穏やかになって、楽になる。
そんな感覚を得られるはずです!
いろいろな感情が溜まって、つらくなったり、抑えきれなくなって爆発してしまう前に…
気持ちに気づいて、ちゃんと見て、キャッチする
ぜひ試してみてくださいね。
感じたことを大切にして、感情と上手に付き合えるようになっていきましょう。
感情に振り回されない秘訣!
そのほかのコラムは こちらから