生きづらさの解消、悩みの解決に【自分を知ること】が重要なワケ

悩んだり、もやもやしたり、不安になったり・・・

ネガティブな考えが浮かんできて、憂うつな気分になってしまうことってありますよね…

そんなとき、浮かんでくる考えも、感じることも、そこからどのように対処するかも人によってまったく違いますね。

でも悩みやもやもや、不安な気持ちを解消したいと思ったとき、多くの場合は”いまの自分に足りないものを補う必要がある”と考えるのではないでしょうか?

「今悩んでいる原因は自分の能力、経験、努力不足」

「もやもやを感じたり、不安になるのは自分に足りないものがあるからだ」

 

そう考えて、本を読んだり、動画を観たり、勉強をして資格を取ったり・・・

”今の自分に足りないなにかをプラスしようとする”ことが多いのではないかと思うのです。

知識を増やしたり、勉強したりと行動を起することはとてもとても大切なことです。

でも、実は今の自分に何かをプラスすることよりももっと重要なことがあるんです。

それは「いまの自分自身についてよく知ること」です。

自分自身のことを理解していなければ、自分にとって本当に必要なものがわかりません。

”足りないものを補わなくちゃ”と考えてなにか新しいことを学ぼうと行動したとしても、それがいまのあなたにとって本当に必要なことではなかったとしたら?

悩みの解決に繋がらず、学んだことを活かすこともできないかもしれません。

それに”足りないものを補わなければ悩みが解決しない”と考えてしまうことで、知識を詰め込もうと無理をしてしまったり、悩んでいる自分に負荷をかけることになって、さらに苦くなってしまう可能性もあります。

この状態を、人を木に例えて表現してみますね。

人が一人一人違う特徴を持っているように、木にもそれぞれ違った特徴があります。

植えるなら日なたがいいか?

日影がいいか?

寒いのに強いか?

暑いのに強いか?

あなたが木を育てているとして、その木に元気に、健康に大きく成長してほしいと思ったら、まずは木についてよく知ろう理解しようとするのではないでしょうか?

その木の特徴だったり、いまの状態を知ることでさらに元気に成長するためには必要なものがなにかを知ることができます。

特徴や、いまの状態について知らなければ、いまその木に本当に必要なものが何かがわかるはずありません。

育てている木があまり元気がない状態になってしまったとき、その木のことを良く知らず、いま”本当に必要なもの”がわかっていないまま「なにかが足りないから補わなくちゃ!」と思って行動を起こしたら、どうなるでしょうか?

たとえば

本当は肥料は足りているのに

「きっと、肥料が足りないんだ!」と考えて肥料を与えたとしたら?

その木は病気になってしまうかもしれません。

そのあと枯れてしまうかもしれません。

本当は水は足りているのに、

「きっと、水が足りないんだ!」と考えて水を与えたとしたら?

その木は根腐れを起こしてしまうかもしれません。

そこからどんどん元気をなくして枯れてしまうかもしれません。

どちらのケースも、その木が元気に健康に育つことはできませんよね。

ちょっとまわりくどいたとえ話になってしまいましたが…

このお話から、自分自身についてよく知る前に、自分に足りないものを補おうとして行動するとうまくいかなくなってしまう理由がわかっていただけたでしょうか?

せっかく行動したのに、とても残念な結果に繋がってしまうことがわかっていただけたかと思います…

私ってどんな人?

どんなことを考えて、どんなことを感じてる?

身のまわりの出来事をどんな風に捉えてる?

これまで、自分のことを知ろうとしたこと、理解しようとしたことはあるでしょうか?

自分のことって、わかっているようでわかっていないものです。

だからこそ…

今、あなたにとって解消したい悩みがあったり、モヤモヤや不安で心が晴れない状態がつづいているのなら、まずは自分自身についてよく知る、そして向き合うことからはじめることが大切です。

 

このステップを踏むことで、いまのあなたにとって本当に必要なことがわかります。

やみくもに”足りないなにか”を補おうとして行動する前に、本当に必要なことが何か?を見極めることができます。

 

そこから本当に必要な行動を起こせば、悩みを解消できるだけでなくもっと成長することができます。

今より幸せなこれからの為に…まずはいまの自分自身のことをしっかりと知ることからはじめましょう。